第3章 完結:狂犬みたいに暴君な末っ子に見つかった
「お前。何泣いてるんだよ」
泣いている?え•••あ。涙が流れて•••
足が•••••••••動かない•••••••••
「チッ。しょうがない女だな。」
天井が高い•••私もしかして抱っこされて•••
お姫様抱っこされてるの?!
「はなして!スバル君•••••••••こんな
所。誰かに見られたら•••••••••下ろして!!」
「おいこら!暴れんな•••って•••いい加減にしないと•••••••••吸血するぞ」
「な•••嫌!!吸血しないで!!いやぁ!!」
「痛ぇって!!吸血しねぇから。頼むから。落ち着いてくれ•••••••••思い出したく。
ないんだよ•••••••••」
スバル君。なんでそんなに苦しそうな
表情するの?どうして•••••••••っ!!
「おいえなこ。もう二度と俺なんかに構うな。忘れろ。」
「無理だよ」
「無理じゃ、ねぇ!!俺は1人が良いんだ。特別な奴なんか•••••••••必要ねぇ•••••••••」