第6章 出張2日目
「何が聞きたいとかじゃないよ。今日は、さんに僕に付き合ってもらおうと思ってさ。」
「「えっ?」」
課長と私の声が重なった。
「社長!!」
課長が、社長を睨む。
「浅田君は昨日、さんと呑みに行ったんだろ?だったら僕も良いんじゃない?さんと呑みに行っても」
「あの、それは〜」
どうしよ、ここで断れば変な事になるよね?きっと。
「わ、分かりました。行きます。」
そう言ったら課長が私の目を真っ直ぐ見て来た。
な、何?
課長は何か言いたげだったけど分からない。
少しだけだったら良いよね?
ただ呑みに行くだけなんだし。
3人で同じ階に降りた。
「じゃ仕事終わったら連絡するよ」
って社長は言って鼻歌を歌いながら社長室へと歩いて行った。
それとは逆に課長はすこぶる機嫌が悪い。
話しかけられない位(泣)
私、何かした?
段々、不安になって行く。
課長に嫌われた?