第4章 出張1日目
「課長?どうしたんですか?」
今日の課長、本当に朝から何だか変だよ。
一体、どうしたのかな?
「先にさんと約束しといて良かったよ」
真剣な顔で見つめられてドキッとした。
「鶴田社長、思ったよりもイケメンで凄くビックリした。だから余裕なくなってしまったんだ。ごめん。」
課長は、そう言って頭を下げた。
一体、何の話をしてるのか私には理解出来なかった。
「い、いえ。私なら大丈夫です、気にしないで下さい。少しビックリしましたけど(笑)」
少し笑って見せた。
出張1日目の仕事は淡々とこなし何とか無事に終わった。
その日の夜、課長と初めて呑みに行った。