• テキストサイズ

ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第2章 揺れる恋心


「課長!!せっかくですけど私、今日、予定がありますので。。。すみません。お先に失礼します。お疲れ様でした。」


ペコリとお辞儀をしその場から逃げる様に去った。


私、何で逃げてるの?


美鈴は課長の事が好きなんだから友達として協力してあげないとね。


うん、そうよ、そうよ。


何だか自分に言い聞かせる様にそう思った。


上手く行くと良いな。



そう思うけど、それは本心ではないみたい。 



今日、課長と一緒にランチを食べた事や課長に書類を取ってもらった事を思い出して少しドキドキしてしまった。


えっ?どうして?


自分の気持ちが分からず戸惑ってしまう。


私。。。何だか変。


何?この気持ち。


課長は、浅岡さんそっくりだけど浅岡さんじゃない。。。


それなのに、どうして?


私、課長に恋してる?


浅岡さん以外の人に恋をしてしまった?


まさか。。。ね?


浅岡さんに恋してからは他の人に恋するなんて経験、全くなかった。


1年前に別れた彼氏は、告白されて、一度付き合ってみるのも経験かな?って思って付き合ったけど、やっぱり好きではない人と付き合っても長続きはしなかった。



手を握られるのもキスをされる事も虫唾が走る位に嫌だった。



そりゃそうだ。


私は、浅岡さん以外、全く興味がないし好きにもなれなかった。


だから私から別れた。


なのにどうして?


この気持ち。。。
/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp