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ドラマみたいな恋愛なんてあり得ないと思ってた

第12章 浅岡さんそっくりな課長


〜side〜

「ごめんね」って言いながら課長が部屋に戻って来た。



電話の相手が気になる。



そう言えば課長って彼女とか居るのかな?



そんな話した事なかったなぁ。



課長ってどんな人がタイプなのかな?



何だか課長を浅岡さんと重ねてしまう。



浅岡さんの歌声が聞きたい。



解散ライブなんて悲し過ぎたよ。


あっ、嫌だ、また涙が勝手に。


課長に気を使わせてしまう。


課長に気付かれない様に涙を拭った。


「何か歌った?」


私の顔を覗き混んで聞いて来る課長。


泣いた事がバレそうで、思わず顔を背けた。


「あっ、はい。FIELD OF VIEWの曲を歌いました。」


そう言うと課長はタッチペンでタブレットを操作し予約を送信した。


何を歌うのかと見たら


「えっ?」


テレビ画面には、FIELD OF VIEWの私の大好きな曲の一つ「桜咲くこの場所で」と書いてあった。


「か、課長?」


イントロが流れて来たから課長を見るとニコッてしてくれた。


課長は立ってマイクを持ち、片方の足を後ろに引いて片方の手はお腹に当て本気で歌うモードに入った。


完全に浅岡さんの歌い方にそっくり。


それに課長が、どうしてこの曲を知ってるの?


この曲はFIELD OF VIEWのカップリングにしか入ってないファンだけしか知らない曲のハズ。


なのにどうして?


課長が歌い出した。


歌い方も浅岡さんそのもの。
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