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I'll always be with you【アイナナ千】

第7章 遅れてきた想い 1000side




すぐに里那にラビチャした。


【明々後日の夜空けといて】
【分かった。千さんの家に行けばいい?】
【何時になるか分からない。僕が行くよ】
【うん、無理しないで】


すぐに返信がきた。




僕にしては珍しくそわそわしているのが自分でも分かった。


初めて里那に拒絶されて、当たり前だった里那の存在を初めてしっかり考えたよ。


里那は人付き合いが上手いけど、浅く広くというタイプだった。
恋人のような存在は知らないし、居たとしても長続きはしてないだろう。
女友達もいるけど、特定の誰かと一緒にいる事はなかった。

その分、兄への愛が強くて、仲良し兄妹だった。


万と一緒にいた僕と過ごす時間も増えて、いつの間にか僕の存在は彼女の浅い人間関係の境界線を越えて、内側にいたと思う。
だから万が居なくなった時も離れずに居てくれた。



里那が僕を頼って、傷が少しずつでも癒たらといいと思って、兄代わりになった。
そして、里那が心地よい距離感でずっとそばにいてくれた。

だから、気づくのが遅くなったね。



まあ、可愛い後輩に気付かされると思わなかったけど。



誰にも里那は渡さないよ。

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