I'll always be with you【アイナナ千】
第23章 初めての夜 ※
千さんは優しくキスをくれると、それを合図かのように、千さんのモノが私の中に入ってきた。
『いっ!』
身体が引き裂かれるような痛みに、身体にぎゅっと力が入る。
目を瞑ると生理的な涙が自然と流れた。
千さんは流れる涙をそっと拭ってくれる。
滲む視界でも、千さんが眉を寄せ苦しそうな顔をしているのが分かる。
「里那...好きだよ」
『わ、私も、好きだよ!ゆきさ、ん』
千さんの愛の言葉は魔法のようで、繋がってると感じれるこの痛みすら愛しく感じた。
「くっ...ごめんね、奥入るよ」
待って、さらに奥があるの?
『っ!!!』
声にならないような激痛が走る。
「里那、分かる?全部入ってるよ」
指とは全く違う質量。
初めての感覚。
狭い中に隙間なくぴったりと感じる千さんのもの。
「流石に、きついね」
『はあ...』
「ゆっくり息して」
深呼吸すると少し痛みが和らいでくる。
「いい子。そのまま力を抜いてて」
『千さんっ』
千さんがゆっくり動き始める。
鈍痛と違和感が波のように襲いくる。
『うっ、』
何度か痛みで身体が力むと甘いキスをくれる。
その力が抜けたタイミングで、また奥に入り込む。
必死で千さんを抱きしめながら痛みとキスを受け入れていると、痛みの隙に、さっき指で解された内壁が気持ちよさを感じ始める。
『ああっ、ん、』
「ん、えろい声いいね」
私が感じ始めたのを見逃さず、そのまま攻め立ててくる。
快感の逃げ場所がなく、腰が自然と動く。
痛みはいつの間にか無くなっていて、私は千さんになされるがままになる。
『ゆき、さんっ』
「ん、里那、可愛いよ。もっと聞かせて」
『ああっ、ゆきぃ』
千さんに全てを委ねて、気持ちいいところをぐちゃぐちゃに乱される。
ひたすら千さんの名前を呼ぶことしか出来ない。
千さんも余裕が無くなってきたのか、前後運動が早くなりズンと奥に当たるのが分かる。
奥に当たる感覚にも、喘ぎ声が漏れ始める。
『っあ、ああっ、また、きちゃう』
「いきそう?」
『ん、もう、、だめ』
「そう、僕も、余裕ないから、このまま一緒にいこうか」
千さんはさらに激しくピストンが早くなる。
あまりの気持ちよさに自分の腰が逃げようと動くのを千さんは許してくれず、腰を掴まれ奥に打ちつけられる。