第3章 日常、それぞれの想い(♡)
『…はぁ…っ、はぁ…っ…。』
「…上手にイケたな、。」
下着の中から手を抜くと、の甘い蜜まみれの指を見せつけるようにペロ…ペロ…と舐めると、顔を真っ赤にして未だトロン…とした瞳で俺に凭れ掛かりながら肩で大きく息をするの頭を撫でてやる。
「もっと続きをしてェところだが…
あんまり遅くなるとアイツらがうるせーからな。
…、歩けるか?」
『…うん、大丈夫…っ。///』
コテン、と首を傾げて未だ恥ずかしそうにするの顔を覗き込むように見つめながら言えば、片手に買い物袋を引っ提げて、もう片方の手をに差し出す。
俺の薬指と小指を小さな手で握りしめたのを確認すると、ゆっくりと立ち上がり、二人の時間を惜しむように帰路に着いた。
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「あっ!やっと帰って来たのです!」
アジトのマンションに到着するなり、ヒミコちゃんが首を長くして待っていた。
「おかえりなさい、弔くん、ちゃん!
トガはもうお腹ぺこぺこです〜。」
『ごめんねヒミコちゃん、すぐに支度するね。』
「何かお手伝いする事があれば言ってください!」
『ありがとう、ヒミコちゃん。』
麦わら帽子とポシェットを外して、ご飯の支度のためにエプロンを付けて手を洗いながら手伝いを申し出てくれるヒミコちゃんに微笑みながら礼を言う。
その間に弔くんが黒霧さんに買い物袋を渡してくれていた。
「死柄木弔、さん買い出し
ありがとうございました。」
『いえ、また何かあれば仰ってください。
あと帰りが遅くなったので夕飯の支度、
お手伝いします。』
「、無理すんな。大丈夫なのか?
部屋で休んでてもいいんだぞ。」
「…さん、どこか身体の具合が
よろしくないのですか?」
『ぁ…っ、いぇ…だ、大丈夫です…っ。///』
黒霧さんと話していると、スル…と腰に手を添えて弔くんが身体を気遣ってくれるが、つい先程の弔くんとの淫らな行為を思い出せば頬を真っ赤に染めながら慌てて言う。