第8章 超常解放戦線
『…ンッ…んぅ…っだめ、とむら…くん…っ。』
「…っ…て、その割には脚、
モゾモゾ動いてンぞ?」
スカートの裾からスル…と弔くんの少し体温が低い手が入ってくる。
『ぁンっ…だめ…。』
「だめだめ言いながらココ…もうトロトロだぜ?
俺とのキスでもうこんなに濡らしたのか?」
『も…やぁ…恥ずかしい…っ。』
弔くんの言葉に…耳元で囁かれる甘くて低い声にナカからまたトロ…と溢れだす。
ショーツをぐっしょり濡らしてしまって恥ずかしくって俯きながらモジモジしている私をふいに弔くんがヒョイッ、と軽々と抱き上げて椅子に座っている弔くんの上へ向かい合うように跨がって座らされる。
『ひゃぁっ!///…と…とむらくん…!
怪我してるのにだめ…降ろして…っ。』
「いいから捕まってろ…落ちるぞ。」
弔くんの言葉にぎゅっ…と首に腕を回して抱きつくようにしがみ付く。
バスローブから少し肌けた胸板に…首筋からほんのり香るボディーソープと弔くんの良い香りにドキドキと鼓動が高鳴る。
「…に触れたい。イイ?」
『だめだよ…こんな怪我なのに…
あんな激しい…っ。///』
「…激しいナニ?」
『〜っ…もう!/// とむらくんの意地悪…っ。』
「はは…っ。わりィ、わりィ。
が可愛くてつい…。」
紅い瞳を細めて小さく笑う弔くんに頬を真っ赤に染めて見つめる私。
弔くんの上に向かい合うように跨がっている今のこの状況…。
至近距離から色濃く香る弔くんの良い匂いに…密着しているこの体勢に…私も弔くんに触れたくなる。
『私も我慢してるのに…っ。』
「…も俺に触りたいの?」
『こんなに色っぽいとむらくんが近くにいたら…
触りたくなっちゃうよぉ…っ。///』
「…可愛すぎ。
触ればイイじゃん、ほら…。」
弔くんの手が首にまわってる私の手を引くと、バスローブから覗く胸板にスス…と指を滑らすように触れさせる。