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【ヒロアカ】*Linaria この恋に気づいて*

第8章 超常解放戦線





「………ぁー…、ソコ、もっと……」

『……ッ…、ンッ…ココ…?…とむらくん…っ…』

「…ンッ……はぁ…っ……イイ、……」

『…痛くない…?…とむらくん…ッ…気持ちぃ?』

「……あぁ…ソコ、もっとして……ッ…。」























「あぁーーーーーーー‼︎だあぁーーーーーーー‼︎
 何っつーーー会話してんだお前らァーーー‼︎‼︎」

『…え…?』「…あ…?」


バアァァーーン!!と勢いよくバスルームのガラス張りのドアが開かれるとコンプレスが叫びながら入ってきて、その様子にキョトン、と小首を傾げると紅い瞳で視線だけ寄越す死柄木。



「…何って、に髪、
 洗ってもらってるだけだろ……。」

『…圧紘さん、そんなに慌ててどうしたの…?』

「…会話がエロいんだよ!!会話がァッ!!」

「…ぎゃーぎゃーうるせェなァ…。
 仕方ないだろ…俺、こんなだし。」


そう、今私たちがいるのは広いスイートルームにあるようなガラス張りのバスルーム。
高級そうな大理石の床に丸い大きなバスタブ。

新たなアジトとなった群訝山荘は大きくて立派なお屋敷。
そして私たち敵連合には最上級のおもてなしと共に各一人一部屋ずつ割り当てられた。

もちろん組織の最高指導者となった弔くんのお部屋はそれはそれは見た事もないくらい煌びやかで豪華なお部屋。
山奥とはいえ海も近く、弔くんに割り当てられたお部屋のバスルームはオーシャンビューバスとなっており、お風呂からの景色も最高だった。

そんな贅沢なバスタブに沈んでいる弔くんの姿とは、泥花市のあの激しい戦闘で左手の親指、人差し指、中指は欠損してしまい。
右手は包帯ぐるぐる巻き。
左脚も包帯とギプスが巻かれ大怪我だった。

その手足がお湯に浸からないように丸いバスタブに両腕を放り出して縁に掛け、ギプスがはめられている左脚も外へ放り出されている。

私はというと、着ているワンピースの袖を捲り上げ、裾も少し捲り上げながら弔くんのだいぶ伸びた髪をバスタブの外から優しく揉み上げるようにシャンプーをしていた。


もちろん、弔くんの裸が見えないようにふわっふわの泡風呂にしてシャンプーをしているよ!!




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