第4章 3話:プレイボーイ
今日から正式にバレー部のマネージャーになった、私は、なって早々に練習試合で青葉城西に行かねばならない事になりました。
『私だけ制服とかアウェイじゃない…?』
清水「ジャージ、少し待ってて」
『はーい…』と軽い返事をして、清水と一緒に女子更衣室を後にした。
青葉城西に向かうバスの前には男子バレー部員が既に揃っている
ここで紹介されるとか、恥ずかしすぎる。
澤村「何で芹沢が居るんだ…?!」
日向「っ!!」
「またねってそう言う事かよ…」
『ちょっと、清水さん。私の事話してないんですか…』
清水「すぐ知る事になると思ったから」
清水に呆れつつも自己紹介をする為に皆の前に出る
『清水にどうしようも無く頼まれて、バレー部のマネージャーになりました。芹沢 伊吹です。』
菅原「芹沢がマネージャーとか大丈夫か…?」
『いや〜、私もそう思います。ハハッ…』
乾いた笑いが出る
菅原が心配してるのは多分、いや、紛れも無く私が部員に手を出す事を心配してるんだろう。
『とりあえず、よろしくお願いします…』
菅原、澤村は戸惑いつつも「お願いします」と言ってくれ
それに続いて他の部員も言ってくれた。
清水の隣に立つとちょうど良く顧問の武田がやって来る
澤村「整列!」 「「お願いします!」」
武田「はーい」
清水の隣に座り、マネージャーがやる仕事を青葉城西に着く前に教えて貰う。
『休憩になったらタオルとドリンクボトルを渡せばいい?』
清水「そう。他はやりながら教えていくね」
『わかった、あんまり役に立たないと思うけどよろしくね』
清水「こちらこそ、よろしくね。分からない事があったら聞いて」
マネージャーやってくならルール覚えないとなぁ。
ハァ…気が思いやられる。
「うわあああ!!止めて!!バス、止めてえええ!!」
後ろに座っていた坊主の彼が大きな声で叫び始めた
振り返ると日向くんが盛大に彼のジャージに吐いていたのだ