第5章 神隠し騒動編
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さて
大変な事になって来ましたが…その頃、居なくなった子供らはどうしていたかと言うと…
─人買い共のあじと─
人買いに拐かされた侑李ちゃんと恋太郎ちゃんが、窓一つも無い狭い部屋に押し込まれ肩を寄せ合って震えております
恋太郎「ふぇっ……ふぇぇっ……こいたろー、おうちにかえりたぃよぅ……
……ふぇえん////」
侑李「恋ちゃん、泣かないで?
だいじょうぶだよ、ゆうりがついてるから」
恋太郎「……くすん……ゆうたんは、こわくなぃの?おうちにかえりたくなぃの?」
侑李「こわいし、おうちにかえりたぃよ?
でも、恋ちゃんがいるから」
恋太郎「………こいたろーが、いるから?」
侑李「……恋ちゃん、ゆうりが泣いたら、もっと悲しくなっちゃうでしょ?」
恋太郎「………うん」
侑李「だからね、ゆうりは泣かないんだ
それにね?
きっときっと、ととさまが助けに来てくれるから
だって、ゆうりのととさまは、すんごく強いんだよ!///」
恋太郎「……まさきちおぃちゃん?」
侑李「うん、そう!恋ちゃんも、おーくらのとこで、ととさまが剣術を使うの見たでしょう?
すんごく強くて、かっこよかったでしょう?」
恋太郎「うん、すんごくちゅよくて、すんごくかっこいかった!!///」
侑李「そうでしょう!
おーくらだって、“流石、相葉さんは本当にお強い”って、すんごくほめてたでしょ?
だから、だいじょうぶだよ!!////」
雅吉の事を得意げに話す侑李ちゃん
それだけ、雅吉の事を信頼して信じているんでしょう…