第55章 チカコ
賑やかにバス停に到着すると、
女性2人もバスを待っていました。
どうやら観光客の方のようです。
玉木&
「今晩はー。」
観光客1
「こんばんは!!
千栄ちゃん!やっぱりここバスちゃんと来るね!」
観光客2
「こんばんわー!
良かったね!
ホテル戻れなくなると思ったー!」
私と玉木さんは顔を見合わせ
苦笑い。
(そうだよね、不安になるよね💦
ここ人気は無いし街灯も無いから...)
観光客1
「あっ!赤ちゃん可愛い!!」
観光客2
「え?みたいみたい.....って...
ねぇ!その子...似てない!?
ほら渋谷で...コソコソ」
2人は守を見ながら
"違う!""絶対にそう!"とか言っています。
また守が悪く言われてしまうのかと、
構えた時でした...
玉木
「私の息子なんですが、
嫁にそっくりなんですよ(^_^)」
まるで本物の息子のように守を紹介する
玉木さん。
守
「(๑>◡<๑)キャキャ」
旅行客1
「そうなんですかー!?
確かにママさんに似てますね!!
それにパパもインテリイケメンって感じで、
理想のパパママ!!」
女の子達は、
玉木さんと守の側ではしゃいでいます。
旅行客2
「私もこんなに綺麗に産まれたかったー!」
「フフッ(*´ー`人*)」
(良かった...悪口言われなくて...)
頭花
「...お前が褒められたんじゃねえぞ(-_-)
勘違いすんなよ。
あれは悟の遺伝が主だからな。」ボソッ
←自分が褒められないからプンプンしている人
頭花さんが私の耳元で囁きました。
「(´⊙ω⊙`)」