第53章 釈放へ
頭花さんをお迎えに行く為に、
テラスに居る玉木さんに声をかけます。
「玉木さん💦
今警察から連絡が来て
今日頭花さんが釈放されたみたいなんですけど、
私に迎えに来て欲しいって...
ちょっと行ってきますね💦」
玉木
「え?あっ...そうでした!今日ですね!!
さんは良いですよ、
私が迎えに行ってきます。」
シャボン玉遊びをしていたのか、
玉木さんはシャボン液をテラスのテーブルに置くと
私の方を見ます。
守
「だーめぇーー!たまーー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
"わしゃ"
そんな玉木さんのズボンを掴む守
「玉木さん、
守と一緒に遊んでいてください💦
久しぶりに一緒に遊べて嬉しいんですよ💦」
玉木
「ですが...」
「大丈夫ですよ。
ご実家に送り届けたら、
直ぐに戻ってきますから( ・∇・)」
不安じゃないと言ったら嘘になってしまうけど、
守の笑顔をまもりたい...
玉木
「そうですか...
では!何かあったら直ぐに連絡をしてください。」
玉木さんは、
私の意図を汲み取って頂けたみたいで
ひいてくださいました。
(ありがとうございます...)
私は、
支度をしてお家を出ると、
(ちょうど良かったわ、
バスがあと5分で来るみたい。)
家から数メートル離れたバス停にやってきました。