第50章 懇願
「あの...電話でお断りをしたはずですが...」
玉木さんが居ない今日は、
どうしても外部の方をお家に入れたくないので
中へは通さず玄関でお話をします。
禪院進
「迷惑とは重々承知で来ました...
ですが、どうしても貴女に頼みたくて...」
「あの私は五条家の"者"ですから、
もう腹貸しは出来ません。
申し訳ないのですが...お引き取りを...」
禪院進
「…それは嘘ですよね…」
「Σ(・□・;)えっ?」
禪院
「確かに書類上では五条悟さんとさんは
婚姻を結ばれておりますが...
その実態は無いと言っても過言ではないですよね?
五条家の皆さんとも交流は無いようですし...
それに悟さんは...状況的に動けない...
僕は思うんです...
腹貸しとして優秀な血を受け継ぐさんを
五条家が独り占めしていると...
ハッキリ言わせて下さい。
このまま悟さんが今のままだったら、
貴女は才能ある呪術師を
まだまだ産み出せるかも知れないのに、
産み出さず死んでいってしまうのですよ!?
貴女は自分を理解してない!
その身に流れる宿儺の....」
〈おかぁ〜
「あっ!起きちゃった( ・∇・)
禪院さん、もし訳ないのですが...」
禪院進
「守くんですね!!
子守なら得意なんです!!
僕に任せて下さい!」
「えっ💦いや...あっ、あの!!」
禪院さんは、
私が静止するのを押し切り、
お家の中に入られました。