第50章 懇願
タイミングよく来客者です。
「ん?誰かしら。」
"パタパタパタパタッ🏃♀️"
私は守を起こさないよう、
静かに玄関へ向かいます。
(回覧板かしら?)
「どなた様ですか?」
土間に降り、
引き戸を開けます。
"ガラガラガラッ..."
「こんにちは。
昨晩お電話を差し上げました、
禪院進と申します。」
「(´⊙ω⊙`)!?」
(えっ!?嘘💦えっ!!?なんで!!?)
玉木さんが居ないというのに、
禪院さんが来てしまったのです。
電話口の話した感じと変わらず、
見た目めもとても穏やかな雰囲気の方です。
でもその雰囲気とは真逆な、
行動力に私は...驚いてしまいました。
(お断りをしましたのに...)