第43章 宿儺と私と銀梅眼
【時と場所が変わっても夢の中】
(まっ、眩しい!!
太陽が!!太陽がぁあああ!!)
今度は私は畑の真ん中に佇むカカシに
乗り移ったようです。
(カカシって夏は地獄なのね...
今度から見つけたら感謝しないと...)
"パタパタパタパタッ..."
?
「お母様!みてみて!お茄子が沢山!」
私やミツさんと同じ髪色で...
(あの瞳は!!!)
守と同じ瞳を持った7歳くらいの女の子が、
すっかり大人びたミツさんにとても嬉しそうに
駆け寄りました。
(この子、もしかしてあの赤ちゃん?
っということは...つまり...)
宿儺という人の娘という事です。
ミツ
「あら!沢山実ったわね!!
これなら梅の好きな、お漬物が沢山作れるわね!」
梅
「わーい!!お漬物!楽しみにしてたの!!」
(梅ちゃんて言うのね!可愛い!)
ミツ
「でも不思議ね...
お爺様がいる村では
猪の被害が酷くて不良だと聞いてるわ。
うちは嘘みたいに被害がないのに...」
ミツさんは不思議そうに頭を傾げます
"バフッ!"
「!!」
梅
「このカカシさんのおかげよ!お母様!!
カカシさん!ありがとー!!」
ミツ
「そうね!...カカシさんのおかげね!」
"🙏"
2人は私に手を合わせると、
ナスを回収して
お家に帰っていきました。
(なんだか、人に感謝されるって...
悪くないですね(*´∀`*)ノ)