第38章 玉木視点
"あっ...あっ...あっ......"
白い服を着た女が、
ブリッジをしながら廊下を四足歩行していた。
いや厳密に言うと...
(生き霊か。)
呪いではなく生き霊がいた。
玉木
「お前...誰の生き霊だ?」
「あっ...あっ......あっ........」
答える気はサラサラないようだ。
(仕方がないな、
少し自由に動かして"誰に憑いてる"のか確認するか。)
生き霊は必ず憑いた人間の元に
戻るという習性があるから、
俺は身を潜め観察することにした。
(自分だったら少し面白いな(^_^))