第38章 玉木視点
後輩との通話を切った後、
頭を抱える。
(どうしたら救えるのか、
でも一切アイディアが浮かばない。)
奴の事はずっと好きじゃなかった。
仲間であっても"五条家"の為なら
殺す事も迷わないそんな腹黒い奴だからだ。
知る限り俺の後輩2人は姿を消している。
でもそれは裏を返せば
"五条家"を想う強さから起きる行動。
けれど今回は"決して手を出してはいけない"
守様や様に手を出してしまった。
一線を遥かに超えてしまったのだ。
玉木
「もう無理か...死ぬしかないかもな(-_-)」
考えても仕方がないから、
そろそろ自分も就寝しようと
廊下に出ると...