第233章 悟の憂鬱
それからお互い一言も話さず
黙っていましたが…
〈悪い
祐太腹が減ったみたいだ
「あっ...うん!」
祐太の授乳の時間がきたようで
私が席を外すことになり
お開きになりました。
香織
「さん」
「はっ、はい!」
香織
「今の時代、いろんな夫婦の在り方があるわ
自由に…貴女は貴女らしく生きてね。
私も!婚活頑張るわ!!
石油王を狙っていくつもりぃ〜」
「(・・;)石油王…」
香織さんは強い女性でした。
去り際も私に恨み言一つ言いませんでした…
どうか香織さんに石油王さんとの出逢いが
ありますようにと願ってやみません。