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五 条 の タ ネ .

第233章 悟の憂鬱





香織
「知ってる?

悟さんが貴女に惚れた理由」










「?」









香織
「貴女が高専の女中として上京した日

"たまたま"自分の後ろを歩いていた

貴女がお天気雨を見上げていた横顔が

この世で一番美しいものに見えたんだって」











「………」









香織
「五条家には昔から言われているジンクスの

ようなものがあるのよ

それはね…

相性が良い相手に出逢った時には必ず

お天気雨が降るって……」









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