第230章 怒られる
「たかが呪術師ごときが
私の誘いを断るでない無礼者が…
……して……娘……聞こえるかぇ?」
(はいはーい!聞こえますよ!)
「今回、わざわざこうやって
わたくし本人が天界から降りてきてやったのは
特級過呪怨霊の折本里香を
娘の腹に降ろすか悩んだからだよ。」
(リカさんが…)
新しい人生では
祐太とリカさんが兄妹なんて
とても素敵な話ではありますが…
「まあねぇー そうねぇー
悪くはないわよー だけど……」
(腹貸しは呪詛師の赤ちゃんは孕れない…
そうですよね?神様…)
「せいかーい」
(ということは…つまり…)
「考えている通りだぇ。
叶はや祐太の前では見せない
裏の顔がある。
性格も悪ぅないし夫婦になったことは
今も変わらず賛成だ。
しかし"孕れない"前提での夫婦だったというのに
娘ときたら叶の子を望んでしまった…
腹貸しではなく1人の女としてだ。」
((#´⊙ω⊙`#)ポッ)
「できれば種は呪術師…しかも特級過呪怨霊の折本里香が持つ
能力を抑えられるほどの"タネ"でなくては
産まれたあとが可哀想だ。
そうさねぇ…やはり"五条"が適任か?
そうなると…言いたいこと分かるさね?」
(なんとなく分かりましたけど…
えー…(๑•ૅㅁ•๑))
「あははっ。そう嫌がるでない。
一度は夫婦だったろう?」
(嫌いですぅー!あんな人!)
「そうかい。
娘がそう言うなら…
見守るだけさね。
ただ…折本里香が産まれないとなると
恐ろしい奴が次に産まれる…
神の取り交わし…時代は巡る……
そいつは里香には勝てぬから
産んどくのも悪くないぞ?」
(えっΣ(・□・;))
そんな話をしていると
私の意識がフワッとなり…
元の私に?戻りました。