第230章 怒られる
東堂
「…フンッ!」
"シュタッ"
東堂さんは私がなにかと入れ替わったことに
気付いたのか
私から距離を取る為に
大ジャンプを繰り出し後方に移動しました。
「おや、勘の良い坊やだねぇ〜」
そして神様はというと…
私が着用していたたこ焼き屋の
ユニフォームの一部
頭にしていた白い三角巾を華麗に取り
緩くお団子で纏めていた薄桃色の
ロングヘアーを解放すると
艶めかしくベンチに座り直しました。
東堂
「お前はまさか…
玉木が言っていた…神か?」
「あ〜、あの眼鏡かい。
あの眼鏡は随分とこの子が好きだったようだな
この姿で竿をいじってやったら
それはそれは見事な果て方だった。
お前も試してみるかい?
たまには攻められるのも悪かないだろ?」
東堂
「…確かに……責められるのも……
だが!断る🤚!!」
「断る…?
私の誘いをお前ごときが断る??
偉そうな坊やには罰を与えなくちゃ……な?」
神様は右手の人差し指を東堂さんの左手に向けると
"スッ"
東堂さんの左腕が勝手に動き
左頬に向かって
至近距離にも関わらず
凄い勢い振り下ろされました
"ドーーーーーンッッ!!💥"
東堂
「ォ"ぶぇっ!」
(!!)
東堂さんは軽く100メートル先の薮に
飛ばされてしまいました。