第228章 検査という名の洗脳
看護師
「さん!大丈夫です……
増田!!貴女ここにいたの!?」
そのうちの初老の看護師が
新人ナースさんを見つけ詰め寄ります。
(この人がお局??
高圧的な人ね…それなら!!)
「拘束されて不安定になった私の話を
ずっと聞いてくれてたんです…」
悲しい事を無理矢理思い出して涙を流します。
※香織さんに私が売女と言われている姿を
ただ見ているだけの悟さんを思い出しました
看護師
「増田、そうなの?」
看護師
「はい」
←私の意を汲んで堂々とはいと応える新人さん
看護師
「それなら仕方がないわね…
それよりも!
貴女も私と病室を回って患者さんの安否を
確認しに行くわよ!」
看護師
「安否ですか!?」
←白々しく焦る新人
看護師
「理由は後で話すから!!」
看護師
「もしかしてさっきの叫び声と関係が?」
←わざとらしい
看護師
「ほらっ!早く!!」
"パタパタパタパタッ"
新人さんも加わった看護師さん達は
乱暴に病室のドアを閉めると出て行きました。