第225章 久しぶりの育児
禪院叶
「それにしてもだ
祐太を護ってるコレはなんだ?」
叶さんはタクシーの天井を見上げます
(叶さんにはリカさんが視えるのね)
「リカさん(*´∀`*)
私達と同じ…祐太を大切に想っている存在だから
敵とか怖いものじゃないの。
ビジネスの腹貸しはしたくないけど
リカさんも私が産むことができるから
できたら祐太の妹として産んであげたい…」
これはずっと考えていました。
祐太を見守るだけでもリカさんにとって
幸せなことかもしれない…
けど人間として肉体を持って祐太と過ごした方が
良いんじゃないかって……
禪院叶
「まて。
その言い方だとまるで…
は降霊出産が出来るって言い方だな。
俺は腹貸しについて全てを知ってるわけじゃないが
……奥が深いというか不思議だ。」
(ほんとにそう。
腹貸し家って不思議…
出産の仕組みも勿論だけど
子供を育てる為に特化したこの身体……
まだこの身体では子供を産んでいないのに
祐太を目の前にしたら胸が張ってる……)