第224章 五条家
悟さんに子供達を頼み、
私は門へと急ぎました。
(かなくんを待たせちゃった💦)
着物で走り辛いけれど
とにかく急いでいると…
「お待ち!」
女性の厳しめな声で呼び止められました。
「どこぞの野良犬が迷い込んだと思ったら
はしたない売女でしたね。」
(また売女って…)
聞いた事がある声…
悟さんのお母様の声ですが…
人様に対して平気で酷い事を言うのは
御三家の五条家が偉いからでしょうか。
それともこの人の性格が悪いだけ?
どちらにしろ相手にする必要は無いので
※嫁でもないし
私は無視をして更に門に向かいます。
「トコトコッ(´◦ω◦`)トコトコトコッ…」
←無表情で歩く人
「……そう………
そんな態度をとるなら仕方がないわね……
頭花来なさい。」
(え!頭花さん?)
"バスッ"
頭花さんが物陰から現れて
私の二の腕を力一杯握ります。
「痛っ💦」
「そのゴミは好きなようにして良いから。」
お義母さんは私を見下すように見ると
お屋敷の中へと消えていきました。
(ゴミ!?)
人のことをゴミという人を初めて見た私は
驚きのあまり身動きが取れずにいると…
頭花
「なんで…反抗したんだよ…
お前に酷い事をしないといけなくなったじゃねぇか。」
頭花さんが小さい声で私にそう言ってきました。