第221章 真向かいの家族
〜AM2:00〜
「……んっ………」
普段、こんな時間に目を覚さないのですが
今日は珍しく起きてしまいました。
叶さんと同じ部屋で寝ることに
抵抗はそれほど無かったように感じていたのですが
本当は同じ部屋で眠ることに
緊張しているのかも知れません…
「……お水飲んでこよう……」
布団を出て部屋から出ようとした時でした
「Σ(っ゚Д゚;)っ」ゾクッ
窓を背後にして立ち上がったのですが
背中で強い"視線"を感じました。
(カーテンの隙間から中を見られてる?💦)
寝る前の光事件もあったので
今度こそきちんと"見よう"と確認するため
振り返ろうとした時でした…
禪院叶
「ストーカーババアには
ハッキリ見せつけてやればいいさ
現実見せれば諦めるだろ…単純ならな。」
「Σ(・□・;ぇ!?」
(起きてたの!?)
"バサッ"
カーテンの隙間の目の前に敷いていた
私の布団に押し倒されました。