第215章 名無しの使用人
五条家使用人
「はぁ…分かりやすいこと
この上ないな…
知り合いだったのでしょう?」
「(;´д`)」
五条家使用人
「まあ…良いですよ。
真実はいつか明るみになりますからね。
それより...今回なぜ悟様と頭花が
様をクリスマスパーティーに
参加させないように小細工をしたか分かります?」
急に神妙な面持ちで
私に問いかける使用人さん。
「…香織さんのことですか…」
五条家使用人
「分かってるじゃないですか当たりです。
正しく言えば香織様というより...
悟様のお母様です。」
「お義母さん?」
五条家使用人
「玉乃様は香織様を
悟さまの嫁として認めております。
だから様が京都に来ることを
よく思われていない。
それは悟様が予想していたよりも
反発は大きいもので…
俺は様が京都に行かれるのは反対です。
戻れば悲惨が待っていますよ。」
「………」
(…確かに…)
「………」
五条家使用人
「どうされます?
それでも京都へ行かれます?
俺は本当にオススメはしないですけどね。
それからさんを護衛する俺の命も
危ないですし…
よく考えてください。
今なら向かわない選択ができます。」
「………」