第215章 名無しの使用人
理由を話されないまま
私は那覇空港に連れて行かれ
伊丹空港行きのフライトを待っています。
「仕事…お休みの連絡入れて無いんですけど…」
五条家使用人
「退店手続きとロッカーなどの荷物は
俺が全て済ませてきました。
気にしなくて良いです。」
「それっていつですか?
ずっと一緒に居ましたけど…」
五条家使用人
「ずっとは居ませんでしたよ。
よく思い出してください。」
使用人さんは呆れながらそう言いました。
(えと………
あっ!!……もしかして…
東堂さんの襲来で行動したあの時!?
退店の手続きとロッカーの整理を?)