第208章 知らない女
「運命に翻弄されて
疲れ切ってる腹貸し家は
今までに沢山出会ってきたけれどね、
そーここまで"波瀾万丈"な腹貸しは
なかなか無いわよ〜
五条家の六眼持ちの無下限呪術使いの妾になって
正妻よりも愛されて…
それで1回…」
「あのー!ちょっと!!待ってください!
貴女がどなたか知りませんが
今私が"悟さんの妾"だって言いましたよね?
そこを詳しく教えて頂けないですか!?」
私は捨て身覚悟で気になったこと
なんでも聞いてみます。
←キャバ嬢をやっていると人と話すことに
抵抗が少なくなっている
「えー、もしかしてなんきも知らない感じなの?
あららっ、言っちゃった。
いいわよ?教えてあげるけど、
私から聞いたって言ったら殺すから。」
女性はチャーミングポイントであろう
八重歯をチラ見させ私を睨みます。
「貴女次第。
貴女が偽りなく教えてくれるなら
私は誰にも言わない。」
「いいわよ。
私は嘘なんてつかない。
つく理由がないからさ。
どっから話したら良いか……
面倒くさいけど五条がガキの頃から行こうか。」