第204章 ゆうた
そっと寝室を開けると
祐太が声をあげて泣いていました。
「祐太…」
私は守とちづるを起こさないように
そっと祐太を抱き上げます。
祐太
「ヒック…」
すると祐太は泣き止み
私の胸に顔を近づけます。
「お腹が空いたのね。」
(ミルクを作らなきゃ…)
祐太を抱いたままお部屋を出ようとすると
"ムギュ"
祐太が胸に手を添えました。
(もしかしたら…出る?
でも……んぅ……)
私は半信半疑でしたが、
その場に腰を下ろし祐太に授乳を始めました。
「祐太…出なかったらごめんね💦」
私は胸を顕にすると
突起を祐太の口にくわえさせます。
祐太
「…んっ………んくっ……んくっ……」
すると祐太は喉を鳴らしながら
おそらくおっぱいを飲み始めました。
「……」
(出た……本当に出た……)
「…ッ……」
一度死に…
生き返ることさえ奇跡だと思っていたのに
まさか祐太に
自分のおっぱいを飲ませてあげられるなんて…
私は…嬉しくて…
声を堪えて沢山泣きました。