第204章 ゆうた
香織
「守くん!
見てごらんなさい。
あなたの弟よ?可愛いわよ!!」
香織さんは白いおくるみに包まれた
祐太を大切そうに守に見せます。
香織
「(*´ω`*)」
そんな香織さんの姿は
本当のお母さんにしか見えません。
玉木
「香織様。
お疲れになっていると思いますので
梅乃に子守りをさせますね。」
(わぁー!嬉しい!!)
玉木さんのナイス提案にワクワクしていると
香織
「子育てに疲れは付きものよ!!
でもね!
私が責任を持って3人の育児をするわ!!
だから梅乃さんは家事をしてくれない?
私は料理苦手なの!!
ほら!ほらっ!!
ちづるちゃんも祐太を見てごらん!」
あんなに私の子を酷い言い方をして
貶していたというのに
今は打って変わり…というかすっかり
落ち着いている香織さん。
「(。・ω・。)」
悔しいくらい良いお母さん…
香織さんの周りには
祐太と対面して楽しそうな子供達…
そして幸せそうな香織さん……
なんだか…
そう…気付いてはいたのですが、
私がこの幸せに戻る事が良い事なのか
分からなくなってきました。