第203章 はじめまして
玉木
「悟様は"母様"に頼めとおっしゃいました。
つまり五条家直属の使用人なら許すと仰った…
そうなれば時子様に頼み雇っていただければ
なんの問題も無いということですね。
さあ!そうと決まれば今すぐ時子様にご連絡を
入れなければ!!」
玉木さんは何処か楽しそうに
電話をする為に家の中へ戻られました。
頭花
「はしゃぐ大人って薄気味悪いよな…」
「(。´•ㅅ•。)」
(玉木さん…ありがとうございます。)
悟さんが私に気付いてくれるまで
ずっと側に居たいけれど
イザナミ命は長く気付いてもらえなかった場合も
強制送還すると言っていたので…
悟さんが家に居る間は少しでも関わっておきたいと
思います。
最初はまともに話しすら出来ないかもしれないけれど
"どんな姿になっても見つけだしてくれる"と
言ったあの言葉を信じて耐えるのみです。
頭花
「つか玉木の奴、
ちょっと頬染めてたよな。
もしかして梅乃に恋したんじゃね(-_-)
俺だって梅乃見ると
股間がうずくし……」
「Σ(๑0ω0๑)」
頭花さんの口から聞く
久しぶりの下ネタに
すっかり耐性が弱くなっていたのか
恥ずかしくて顔面が真っ赤になります。
頭花
「おっ、照れてる!照れてる!!
お前うぶいな!!
さては…まだ処女だろ!!」
「(๑¯ω¯๑💧)」
(この身体ではまだだから…
処女の分類なのかな…
どちらにしても頭花さんには
絶対に応えてはいけない質問ね…)
私はなんとかこの局面を引き攣った笑顔で
乗り切ることにしました。