第202章 あたらしい私
頭花
「なんで逃げるんだよ!!
ちょっと可愛いからって
お高くとまってんじゃねぇーよ!
お前と同じくらい可愛い女知ってっけど
愛想笑いくらいしてたぜ!」
頭花さんの声色は低く
なんだか怒っているみたいです。
(そっ、そんなに怒ること??)
「(;´д`)」
私は目線を下に
決して頭花さんと合わさないようにします。
これはなぜかと言うと腹貸し家は
呪術師の方を惚れさせる為に
視線を合わせる癖があると玉木さんから
聞いた事があったからです。
頭花
「そんなに俺が怖いかよ!!」
「(๑ºдº๑)💦」
(初対面だったら怖いよね💦)
頭花
「ったく…はぁ…俺…ダメダメだな…」
"バサッ"
私の腕から手を離した頭花さん
頭花
「ごめんな怖がらせちまって。
…行きな…俺のこと怖いんだろ?」
頭花さんは私の腕を離し
悲しそうな表情で
下を向いてしまいました。
(………)