第197章 お別れの餞別
それから数十分後、
悟さんがタクシー感覚で
乗り込んだ霊柩車は空港に到着しました。
「…え?」
(空港…?)
五条悟
「運転手さん!ここで降りまーす!」
運転手
「え?お兄さん…ここで降りるのかい?
だめだめー。だめだって!
屍もって飛行機は搭乗できないよ?
それともなに?
生きてるようにカモフラージュでもして
やり過ごす感じ?
だめだめー、空港のセキュリティ舐めてる?
無理だってやめときな!」
悟さんは運転手さん止めるのもきかず
荷台の私を引っ張り出し抱き上げました。
五条悟
「ご忠告どーも。」
そしてゆっくり霊柩車から離れ
歩きだしました。
運転手
「ちょっと!お兄さん!!!!」
悟さんはおじさんの方へは振り向かず
片手を挙げ歩き始めました。
(もうっ💦
何処に行こうとしているの?💦)
私は運転手さんに一礼すると
本体と離れないように
悟さんのよこにピッタリとついて
歩き出しました。