第196章 お見舞いで分かる本性
"ガラガラガラッ…"
「(。・ω・。)?」
また誰か病室に入ってきました。
「久しぶりだね」
(!!)
爽やかな笑顔を携えて現れたのは
2ヶ月も私の前に現れなかった
悟さんでした。
「久しぶりだね?………は???
お帰りください、貴方の顔なんてみたくない!」
私は最近虚しくなると
ベッドの下に身を潜めるのが定番になっています。
だから私はベッドの下に移動しました。
五条悟
「相変わらず可愛い顔して。」
悟さんはゆっくり歩みを進め
ベッドの横まできました。
(聞き飽きたわ、そのセリフ…)
五条悟
「今日は残念なお知らせをしにきたよ。
医者がさ僕に言ってきたんだ、
貴方の奥さんの脈が弱くなってきているから
3日後に帝王切開で赤さんを取り出したいって。」
(え…?
そんなこと先生言っていたかしら?)
お医者様の診察時も私はずっと本体のそばにいるから
看護師さんとのやり取りを聞いていたけど、
そんな話し、一度も聞いたことがありません。
私は思わずベッドの下から出ると、
悟さんの横に行きました。
「嘘つき。
先生はそんなこと言ってなかったわ。」