第195章 闇
「リカさん!聞こえているのね!
心強いわ…2人でゆうたを守りましょう!」
秒で反応してくれたリカさん。
私達視えないものチームは"ゆうた"を守る為、
動き出しました。
香織
「なっ!!なによこの化け物は!!!」
香織さんは落ちた花瓶より
私の本体が眠るベッドの
頭側のちょうど真上辺りをみて
驚いています。
(私には視えないけど香織さんは呪術師だから
ハッキリとリカさんが視えて…)
"ドドドドドッーーー!"
香織さんがリカさんに"暴言"を吐いた瞬間、
病室の床が
凄い勢いでめちゃくちゃに剥がれていきます。
香織
「なんなの!なんなの!なんなのよー!」
香織さんは素晴らしい身のこなしで
後方へ飛び退きました。
「リカさん!ストップ!!
とりあえず香織さんがゆうたから離れたから
様子をみましょう!!」
私はリカさんに止まってとお願いしました。