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五 条 の タ ネ .

第193章 覚醒する腹貸し





"バサッ"







私は膝から崩れ落ちました。








(分かりました…事態がようやくのみ込めました…)








最近、

頭の回転がよくなく

いつも頭の中は曇っていて

上手く思考出来なかったのですが、

肉体を離れた今は凄く頭の中が

クリアになっているおかげか…

私の置かれている状況を正解に理解できたのです。








夜蛾
「ねぇー!どうしたの!?大丈夫!!?」









「…すみません…

少しだけ1人にして頂けませんか…」







喉から絞り出したような声で

夜蛾さんに頼みました。








夜蛾
「えー。1人になりたいのー??

良いけどさ…どれくらい?

どれくらい1人でいたいの??」









「……日が昇るまで……」









夜蛾
「そんなに!?

心配なんですけどー。

せめて1時間にしてくれない??」








「………」








(ダメね…たぶんいくらお願いしても…

聞き入れてくれなさそう)










「それなら1時間…1人にして

いただけませんか?」








夜蛾
「うん、それなら良いよ!

ただし!肉体から5メートル以上離れると

死んじゃうからそこだけは気をつけて。」










「(・Д・)」









(5m!?)









迂闊に病室の外へも行けないとしり

私の気持ちは更に下降するのでした…







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