第192章 ちづる一歳
宿儺
「接吻の意味も分からぬのか??
……どこまでも阿保だな。
仕方がない身体で教えてやろう。」
"スッ…"
「!!」
宿儺さんはそう言うと
私の唇に唇を重ねられました。
「……ッ!!
宿儺さん何するんですか!?💦
勝手にキスするなんて!!」
宿儺さんは力ずくで離れた私を
ニヤニヤしながら見ています。
宿儺
「よいではないか。
昔は身体を重ねた仲であろう?
忘れてしまったか?」
そして私の拒絶もなんのその
更に正面から抱きしめてきました。
「それは私の前世です💦
今の私は悟さんの妻ですよ!」
宿儺
「そんな事は知っている。
でもお前…
死がそこまで来ているではないか
今更誰の者でもよいだろ?」
「(#;´д`#)」
(死がそこまで……
そうか宿儺さんなら私が死んでしまう事を
知っていてもおかしくないわね。)
乙骨さんの出産と引き換えに
私は廃人になるか
死んでしまう未来が濃厚だということを
改めて再確認させられました。
「…確かにそうですね…」
(残り5カ月…
そのうち私は悟さんとどれくらい
過ごせるのかな…
もしかしたら数回かも…)