第191章 全人類がキミの敵だって僕だけは君の味方
五条悟
「腹貸し家が腹を貸す度に受ける弊害の
ことだけど。
お義父さんの話によれば、
"産まれてくる赤"の呪力量によって
腹貸し家の受ける弊害が
軽かったり重たかったりするんだって。」
「えと…それは……」
難しい話しでよく分かりません。
五条悟
「つまり、"僕のような特級"クラスの赤を
産み出したらその弊害として
腹貸し家は大幅な認知力の低下を伴う。
1級クラスは軽い物忘れ程度の認知力の低下…
あとは微々たる変化らしいが認知力の低下が
主な弊害らしいんだ☝️」
「えと…つまりそれは…」
五条悟
「おそらく守は宿儺の血が濃いから
間違いなく特級クラス…
それに伴ってが受けた弊害は
大幅な認知力の低下、
ちづるはまあ…2級か3級が良いとこだけど
呪力は五条家譲りだから一般的な呪術師より
優れているのを含め仮定すると…
2人合わせてが受けた弊害は
生活に支障が出るほどの
認知力の低下だったってこと。
気づいてる?僕と初めて会った頃のちゃんは
綺麗な言葉遣いをしていたし、
今よりずっとしっかりしていたから
高専の女中も務まっていたんだよ。」
(つまり…)
五条悟
「優太がもし特級として産まれてきたら
今度こそちゃんが廃人になる。
"可能性"じゃなくて
"確実"だって思っていた方が良い。
それでも"優太とリカ"との約束を守る為に
産むかい??」
悟さんは低い声で私に聞いてきました。