第190章 証拠なき家庭内裁判
"プルルルッ…"
(お願い!繋がって!お願い!!)
TEL
【おっ!嫁じゃねぇーか!どうした?】
(良かった!出てくれた!)
そうです私がSOSの電話をしたのは…
赤ちゃんの父親である東堂さんです。
「助けて下さい💦」
TEL
【どっ、どうした!?】
私は泣きながら、
お腹の中の赤ちゃんが
置かれている状況と
私がおかしくなっている事を話しました。
TEL
【そうか…案ずるな!
俺が五条に話をつけてやるから
そこから動かず待ってろ!良いな!?】
「はぃ(´;Д;`)待ってます…
すみません…ご迷惑をおかけして……」
TEL
【腹の子は乙骨の生まれ変わりだとしても
俺の子でもあることを忘れるな!
あの夜、確かに俺たちは愛し合って乙骨を作った!
それは変わらない事実!!
だからお前だけは
俺にいくら頼ってくれても構わねぇ!!
嫁は五条の嫁であり俺のベストパートナーだろ!?
苦しい時は頼れ!分かったか!?】
「は……はぃ…(´;Д;`)」
東堂さんの力強い叱咤とエールと温かい言葉に
私は安心して…
ひとまず電話を切ると少しだけ目を閉じる事にしました。