第189章 お母さんの頭の中
(このお店、悟さんも好きそうかもー。
守も好きなオムライスもあるし
個室だからちづるが歩き回っても
迷惑にならないから良いわね!!)
瑠果
「さっき聞けば良かったんだけど、
予算はどれくらい?」
「予算?…えと…100万円くらいかな。
できればローンとか組めたらなって…」
働くつてはあるけれど、
一回で100万というギャラは流石に無いので
12回払いとかローンとかがありがたいです。
瑠果
「たった100万円でローン組むなら、
五条さんに借りた方が良いと思うな。
それに妊娠中なら働けてもせいぜい8ヶ月まで…
働けない間の返済はどうするつもり?」
「えと…ぇと……」
瑠果
「100万円もパッと出せないなら、
自分が改装してあげるなんて考えない方が良い。
お風呂は俺がお金を出して改装するから。」
「えっ…それはやめて!
私がお母さんから相談されたの。
だから私がどうにかしてあげたいの!」
瑠果
「だからちゃんには無理なんだよ。
18歳からまともに働いてないから
お金を稼ぐ大変さも常識も分かってない!
そんな人間が100万円なんて無理なんだよ!」
「…だけどお母さんの……」
瑠果
「あのさちゃん。
みんな思っているけど言わないこと
俺がハッキリ言うよ。」
「瑠果くん。もうやめよ?
私は瑠果くんと美味しくご飯が食べたい…」
瑠果
「みんな"馬鹿がなんか言ってる"って
ちゃんが何かを話す度に思ってるよ。
叔母さんに関してはちゃんに
頼めば五条さんがなんとかしてくれるって
分かって頼んでる確信犯…」
「(´⊙ω⊙`)」