第184章 仲の良い兄妹
「お母さんは大丈夫よ💦
でもちづるが……」
腹部から血を流しているちづるは
目を閉じたまま動きません。
守
「おかあー!泣いてる場合!?
救急車呼ばないと!!」
守は助けを呼ぶ為に走り出しました。
「…泣くのは今じゃないですよさん。」
「(´⊙ω⊙`)!!」
(傑さん!?)
意識を失ったちづるの口を借りて
傑さんが現れました。
傑
「ちづるちゃんが呪霊の要素を持っていて良かった。
だがこれ以上出血し続ければ
命を落とす要因になりかねない。
さん一刻も早くちづるちゃんに
授乳をしてください。」
「え…(´;ω;`)?授乳??」
傑
「さんの母乳には不思議な
力がある、私の見立てではね。」
「…傑さんがそう言うなら……
人の目なんて関係ないわ!
ちづるを助ける為だもの!!
私の胸を曝け出してちづるを助けます!」
傑
「さん、安心してほしい。
"帳"をおろしておいたから
外部の人間にはさん含め
なにも"視えない"からね。」
「帳…(´・ω・`)?」
傑
「悪いがサルに詳しく説明する気はないよ。
さあ惚けてないで授乳を…」
(サル!?)
傑さんはそう言うと、
ちづるのお口は閉まり…またグッタリとした
様子に戻りました。
(とにかく授乳してみましょう!)
私は藁をも掴む勢いで
ちづるに授乳をはじめました。
「お願い!ちづる!死なないで!!」