第180章 里香ちゃんの変化
そんな息子に捨てられた私に向かって
大きな手が差し出されました。
五条悟
「僕の片手空いてるけど、どう?」
悟さんは頬を夕陽で真っ赤に染めながら
得意気に聞いてきました。
「……つ……繋がないよ( *`ω´)フンッ!」
←守の真似をする母
五条悟
「えー、なんでぇー??
繋ごうよー、ね?…あっ!もしかして
手が汗ばんでるとか??
いーから僕そーいうの気にしないからっ!」
悟さんは私の腰に手を回すと、
"何事も無かった"かのように絡んできます。
ちづる
「あじゅ(๑•ૅㅁ•๑)!!」
訳:タンクー!パパから離れろ!!
守
「素直になれば良いのに(¬_¬)
おかあーってめんどくさい…ボソッ」
「聞こえてるわよ!守ってばo(`ω´ )o」
五条悟
「守の言う通りだよ〜
ほらほら意地張るのは
ベッドの上だけで良いから〜」
「(´⊙ω⊙`)!!」
バランスが取れてなさそうで
しっかりバランスが取れていて…
仲が悪そうで
仲が良い家族で…
世の中、いろいろな家族の在り方があるんですね。
五条悟
「でも…やっぱりこっちの方が良いかも〜」
悟さんはちづるを抱き上げると
再び私の腰に手を回し
自分の身体に更に私の身体を密着させ
歩きはじめました。
「そっ…外なのに恥ずかしい💦
それにこっ…子供達も見てますよ💦」