第180章 里香ちゃんの変化
〈テメー!危ねぇーだろ!!
「(´⊙ω⊙`)!」
私はリカちゃんに助けられ
気付けば道路を渡りきったガードレールの近くで
座っていました。
車の運転者はそんな私に危なかったと叱りつつも
心配してくれたのか車から降りてきてくれました。
車の運転手
「おい!怪我はねぇか??」
「あっ…はい💦
す、すみませんご迷惑をおかけしてしまって💦」
私はゆっくりその場に立ち上がりながら、
運転手さんに頭を下げます。
車の運転手
「…ったく迷惑かけやがって!!
こんなとこでテメーを轢いたら
かみさんと子供が食いっぱぐれちまうわ!!
直接は轢いてねぇが、
尻餅ついた時に怪我してたら
いけねえから一応名刺渡しとく
なんかあったら連絡してこい。」
"ポイッ"
車の運転手は
私に名刺を投げ渡すと、
早々と車に向かい歩き始めました。
運転手さんが言ってることは至極真っ当で、
私はその後ろ姿を見送ることしかできません。
頭花
「おい!!お前!!ふざけんな!!
テメーもスピード違反してただろうが!!
謝れや!!」
(頭花さん!)
頭花さんは運転手さんの言動に納得できないのか
車に駆け寄りました。
「(´・_・`)」
本当はこの役は頭花さんではなく
高みの見物をしている悟さんにして欲しかった…
でも…
(悟さんには期待してはいけない…)
東堂さんとの一件、
今目の前で起きていること…
私の中でなんとなく
悟さんとの上手い付き合いというか
線引きをこの…
張り詰めた現場でしっかりと理解して、
なにも期待しないことにしました。