第171章 カズン
玉木
「様、
ちづる様をお預かり致しますので
中へお入り下さい。
守様もどうぞ。」
「よろしくお願い致します(*ᴗˬᴗ)」
ちづる
「ちゅちゅちゅ(。・ω・。)ちゅちゅちゅ」
訳:姫抱っこな
私はちづるを玉木さんに預け
これもまた玉木さんとの特訓をいかし
中へ入ります。
(まずは玄関に向かって正面に立ち
下駄を脱ぐ…)
私は玉木さんとのレッスンを思い出し
順を追ってしていきます。
"モソモソ…"
「(* ᴗ ᴗ)?」
(ん?)
その時でした。
私に熱い視線を送っている子がいました。
守
「( ๑ㆆ ㆆ)じぃ...」
(あっ!もしかして…
私から学ぼうとしてるの!?
私から?パンピーの私から!!?
…が、頑張らなきゃ💦)
下駄を脱いだら式台に上がり、
家人や側にいらっしゃる方に
お尻を向けないようにしゃがみ
下駄を揃えます。
「(* ᴗ ᴗ)」
揃えたら、
スッと立ち上がり案内の方のそばに立ちます。
(かっ…完璧ね!✨
守はどんな感じかしら?)
守の方を見ると…
守
「(¬_¬)」
玄関の正面に立ち下駄を脱ぐと
式台にあがり…
守
「おねえさん ならべて」
使用人
「はい守様」
「(* ᴗ ᴗ)!?」
(ちょっと守くん!??
いまお母さんの素晴らしいお手本を
見ていたわよね!?!
なんで使用人さんに頼んでるのー!!?
しかもなんか偉そう!!
守!お礼!お姉さんにお礼!!!)