第167章 表裏白憎
「(´・ω・`)」
(あっ…なるほどね。
悟さんがわざと簪を隠した…と…
でも本当に乙骨さんの為??
違う理由があるんじゃ……)
私は悟さんを
100良い人とは思っていないので
とことん違う理由を探します。
「…乙骨さん…
悟さんが簪を隠したのを知った時点で
何故探そうとしなかったんですか……?」
六眼を輝かせながら
私が口に運ぶヨーグルトを
堪能しているちづるを見ながら質問しました。
乙骨
「…それは…」
「どんな姿になっても、
どんな十字架を背負っても…
ただ純粋に生きたいと思ったからではないですか?
悟さんが体内に存在すれば、
いつ完全に乗っ取られるかわからないですもんね…
特に悟さんなら。尚更……」
私は"怒り"似た感情が溢れてきて
つい口調が冷たくなります。
乙骨
「………」