第167章 表裏白憎
"パタパタパタパタッ"
「いつものところに無いなんておかしいよね。」
守
「うん」
私は抱っこしていたちづるを
守に預けると
ハンカチやポケットティッシュを収納
している場所を覗きます。
「あっ!ほんとねΣ(・□・;)
あんなに沢山あったのに、なんで?」
守がイタズラをしたのは考えられないので
驚いていると、
棚の奥に見覚えのあるハンカチの一部が見えました。
(あれは……)
守
「おかあー じかんけっこうヤバい」
守は覚えたての時計を見上げ
私に遅刻の危機を教えてくれます。
「え?…あっ!ほんとね!!
それじゃ今日はお母さんのハンカチにしよ。」
守
「えー(๑•ૅㅁ•๑)ダセー」
「あら、お母さんのハンカチ機能性が良いのよ?
だから羨ましいってお友達に思われちゃうかも…
みんなには内緒よ(。•ω- 。)⌒★
ほら持って♡」
"ガサガサッ"
私は持っていたハンカチを
守のポケットに押し込みます。
守
「無いから
あきらめただけでしょ(。-_-。)」
「!!」
(鋭い子供!!)
「なに言ってるの?守くん行こっ♡」
←可愛いで誤魔化そうとする母
守
「おかあー きもちわるい」
4歳にしていろいろとクールな子です。
「( ꒪⌓꒪Ⅲ)」