第166章 久しぶりの奴
宿儺
「奴に何があった?」
「詳しいことは…分かりません…
ただ…突然魂が消えてしまったようです…」
また辛い気持ちが込み上げてきて
泣きそうになります。
宿儺
「あ?お前は馬鹿か?
奴は消えていないぞ、
ただ消え入りそうではあるが。」
「Σ(・□・;)えっ!?
生きてるってことですか!!?」
宿儺
「いや正確に言えば、
魂のかけらが…
奴の身体の奥底で眠ってるといった感じか。
意識も意思もない。」
「…だからそれはもう死んで……」
宿儺
「以前お前が奴に渡した簪は今どこにある?」
(簪…)
「分かりません…」
宿儺
「奴の身体を乗っ取ってる奴なら
知ってるだろう、聞いてみろ。
それがあれば今ならどうにかできるかもな。」