第163章 離してくれない
玉木
「乙骨様のおっしゃる通りです。」
まだまだ使用人としての未熟さを再確認しました。
けれどこれで挫けてはさんを
お子様方を守ることなどできません。
私はちづる様をお抱きしてない手を握り
更なる気合いを入れなおしました。
乙骨
「……ちづるちゃん久しぶりだね。」
乙骨さんは眠るさんに
しっかりブランケットがかかっていることを
確認されると、ちづる様の近くに来られました。
ちづる
「(。・ω・。)あぶ」
訳:やあ 父の皮を被ったバケモノ
乙骨
「怖い想いをさせちゃったね。ごめんね。」
そしてちづる様の可愛らしい頭部に触れました。